Zencoのてふてふブローチ ワークショップの様子

ワークショップ

Zenco – Something New – 』展、会期中の16日(土)・20日(水・祝)は、革を使ったブローチ作りのワークショップ。ご参加いただきました皆さま、Zencoさんありがとうございました!

今回作るのは「てふてふ(ちょうちょ)」、3種の革から羽と胴の並びをイメージして選びます。

革を重ねて貼り合わせるために、革の表面を削って接着、彫刻刀や鋭角のカッターで仕上げていきます。

重なった革を思い通りの形になめらかに仕上げるにはZencoさんのように技が必要ですが、今回のモチーフ「てふてふ」は多少角があったり、左右の羽の大きさが違ったりしてもなぜかかわいい。Zencoさんからも「型紙はありますが、あまりとらわれずいいバランスを探りながらカットしてみてください」とアドバイスが。

金属製の触覚、裏面にブローチピンを取り付けたら・・・安定するまで24時間しっかり乾かして。

White x Goldの組み合わせの「てふてふ」ブローチ、それぞれの色合わせと形、素敵です。

ハリノヲトさんのこぎん刺しワークショップの様子

ワークショップ

こぎんと衣』展、会期中の真ん中、先週末13日(金)・14日(土)はこぎん刺しのワークショップ、生成色 + 濃淡3色の藍染糸からお選びいただき、こぎん刺しの技法を使ってコースターを作りました。

「一目」「三目」・・・生地の目をどう読むか、サンプルを使ってわかりやすく説明してくださる植木さん。

今回のワークショップのために考えてくださったのは3つの図案、少しずつ難しくなりますが基本は同じ。図案を見ながら「1.3.5.3.3.3.1.3・・・」と呪文のように目を数えながら進みます。

藍染以外の色糸を加える方も。沢山の中から色合わせを考えるのは楽しい時間です。

こぎん刺しに使う生地は基本的には「麻布」で、縦横一緒ではなくて縦方向に長いので刺したモドコ(図案)も縦長に。仮に生地を横にするとすれば・・・表情が異なる横長のデザインに。

どれぐらい糸を引く?目はどう数える?糸端の処理は?・・・などなど、こぎん刺しの基本をぎゅっと詰め込んだ植木さんが監修された冊子「こぎん刺しのきほんのき」をお渡し。

これさえあれば、お家に帰ってからも復習可能、市販のキットも迷うことなく作れることと思います。

図案とにらめっこしながら、長いようであっという間に時間が経ったのではないでしょうか。一枚は仕上げて、あと一枚はお家でのお愉しみに。

ご参加いただきました皆様、植木さん、楽しい時間をありがとうございました!

勢司恵美さんの六つ目編み竹籠ワークショップの様子

ワークショップ

先週末、22日(土)・23日(日)竹かご作りのワークショップ。講師は講師は、茨城県・行方市で、地元の竹林で育った真竹を自ら刈り出し、生活道具としてのかごを中心に手掛けている勢司恵美さん。前回から、実に4年ぶりの開催となりました。

直径約36cm、高さは18cm、大人が両腕に抱えるぐらいの大きなかごを作ります。今回は1日で仕上げるために、底編み部分は勢司さんにご準備いただきました。

かご編みの難しいところ、立ち上げ部分からスタート!六つ目編みの基本を頭に入れつつ、力も要します。

今回は5段ほど編み上げ。縁をつけるために口部分をお水に浸します。「今、竹に興味がある」という小学6年生の女の子作!

縁に沿わせて竹をペンチで平らに慣らし、

内側、外側に竹を巻いてクリップ留め、ここでお昼休憩に。

籐で縁を巻いて、持ち手をつけます。

今度はかごの底面に「力竹」を入れていきます。これが入ることでかご自体が丈夫になり、安定感が上がります。サイズを測って、

ノコギリで切っていきます。

裏面に菱形が浮かび上がるように入れます。かごの裏も美しいですね。

2日間とも無事に皆さん、完成!壮観ですね。

お母さんと娘さんのかご、ちょうど入れ子に!同じひごを使っても、お一人お一人違う表情。

皆さん、本当によく頑張りました!長丁場で、暑くて、大変だったかと思いますが、素敵に作られていました。

久しぶり!の竹かごワークショップ、以前作ったものではなくて「ワークショップで作ったことがないもの」と新たに考え、準備し、皆が楽しめるように動いてくださる勢司さん、ご参加の皆さん、本当にありがとうございました!

流行病も落ち着き、ようやくこうして笑いながら皆と集える、そんな光景をこの場で見られる、一緒にいられるって幸せだなぁとあらためて。