『あひろ屋の手ぬぐい』展が始まりました
数ヶ月ぶりに涼しい朝を迎えた『あひろ屋の手ぬぐい』展、初日、準備の仕上げに恒例の手ぬぐい暖簾を掲げていると、暖簾と緑の間を優雅に舞うアゲハ蝶の姿が。
今年の暖簾は青を中心に。曲水、群雨、波唐草、早瀬・・・水に関連するものばかり、涼やか。
会期の最終日には氏神様のお祭りがあります。皆さまのお越しをお待ちしております!
◆ あひろ屋の手ぬぐい
2025年9月12日(金)- 27日(土) 12 – 18時
[会期中 14(日)・15(月)・21(日)・22(月)はお休み]
※ あひろ屋・野口由さん在店日:9月12日(金)・13日(土)・20日(土)・27日(土)いずれも15〜18時
閉店のお知らせ
皆さま
いつもmusubiをご利用いただきありがとうございます。
この度、当店は諸般の事情により2025年12月末をもちまして閉店する運びとなりました。開店から14年あまり、皆さまの温かなお力添えに心より感謝申し上げます。
これからの皆さまのご健勝とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
今年は長い長い夏になりそう、それでも「8月の」という枕詞が消えると、あぁ夏が終わった、と思うのは毎年のこと。
季節の変わり目には、皆さまにお知らせをと思っておりました。
ここ国立の地に住んで20年、店を開いて14年が経ちました。いろんなことがあったなぁとちゃんと振り返る間もなくここまで来てしまいました。考えて考えて考えあぐねて、探して探して探しあぐねて、それでも、ついにというか、やっとというか、次への一歩を踏み出すことになりました。来春、海辺の街に拠点を移します。
今後の予定ですが、国立の実店舗では9月、10月と企画展を開き、その後は11月〜おそらく12月初めから中頃まで営業する予定です。オンラインショップは少し早め10月末に営業終了予定。実店舗、オンラインショップともに閉店、一旦ここで幕引き!です。
お伝えしたい言葉も、気持ちも、たくさん、いっぱい溢れているのですが、今日のところはひとまずこれにて。
幕が降りるまであと3ヶ月ほど、引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。
2025.9.1
musubi 店主・坂本眞紀
『yohaku – yohakuの余白 – 』展が終了しました
『yohaku – yohakuの余白 – 』展が終了しました。梅雨明け前から夏本番のような陽射しが照りつける中、たくさんお運びいただきましてありがとうございました。
長年のyohakuさんファンの方も、はじめてお手に取っていただいた方も、よき衣と一緒にこの夏を涼やかに健やかにお過ごしいただけましたらうれしく思います。
今から16年前、服を作る際の残反をどうにか活用できないかと立ち上げられたのが 自社ブランド ” yohaku ” 。残反がでない仕組みを作り、4年前からは綿花栽培を始め、服と人と環境がゆるやかに繋がっていく場所を作っていきたいと活動されている。会期中もきめ細やかなサポートをありがとうございました!
(以下、yohakuさんのinstagramより)
今までから、これから
yohakuの始まりは、oemで残っていた生地で製品を作り販売することでした。oemを辞めた時かなりの残反があったので、それでひたすら製品を作っていました。それが、今残っている再生というプロダクトで作っているドバイパンツです。
そこから、残反はいくら使っても無くならないと分かり、同じ素材を作り続けることで残反が出ない仕組みを考えたのが定番シリーズです。
それから、染めてない残生地、残糸を活用した製品染めシリーズも生まれました。それ以外にも染め替えやリメイク、ハギレの活用などもやっています。
そして、現在種からはじまる服作りをやっています。これは今までやってきたことの続きだと思っています。残反や残糸いろいろやってみたけど、モノを扱う以上、残ってしまう資源はなくならない、別に全てを無くすことが大事だとは思っていないけど何か少しでも工夫をして無駄に資源を使わないようにと考えてます。
今までこの綿の栽培に向けて川の上流にむけてひたすら歩いていた気がします。
川の上流を変えないと何も変わらないような気がしていました。それは自分たちの意識を変えることでこれから作る服自体を見直していくのではと。そんな自分たちの意識を変えてくれる力が自然にはあり、自分たちがそこで味わないとわからないことがあると思ってこのプロダクトを始めました。ここから学んだ事をこれから少しずつですがモノになり皆さんにお伝えできたら良いです。
そうして出来上がった服の心地良さを体で感じながら、私もこれからに思いを馳せてみたいなと思っています。